開催日・会場
令和4年11月5日(土)Web形式
活動報告
講義1【受講者59人】
基本研修「日本における食塩摂取量の現状と減塩推進への課題~日本高血圧学会の取り組みを中心に~」
講師 製鉄記念八幡病院 理事長 土橋卓也 先生
日本高血圧学会は、国民レベルでの減塩推進を目的として、JSH減塩東京宣言を行い、「6gを目指した6つの戦略を」提唱しました。
「高血圧ゼロのまち」、厚生労働省の実証事業などの取り組みを通じて、国民が自然に減塩できる社会の実現について詳しくお話いただきました。
講義2【受講者43人】
基本研修『管理栄養士が行う「実践に基づく臨床研究」と論文執筆』
講師 長崎リハビリテーション病院 法人本部教育研修部・栄養管理室 西岡心大 先生
近年、エビデンスに基づく政策立案の重要性が強調され、診療報酬改定にも多くの原著論文が引用されています。回復期リハ病棟における診療報酬改定に関与した立場から、管理栄養士による実践に基づく研究の意義と実際について解説していただきました。
【受講者の感想】
・減塩について、課題ではありますがどう取り組んだら良いか悩んでいたところでした。乳幼児や妊産婦の研究例も示していただき、大変勉強になりました。
・今後の業務での保健指導に活かせる内容でした。野菜の摂取と塩分の課題は栄養士としての力量が求められているとも感じました。
・論文については、論文を書くというだけで、足が遠のく思いがありましたが、少し身近に感じることが出来ました。
・臨床研究についての知識が浅かったため、初歩からわかりやすく説明していただき大変勉強になりました。
・現役を退いた今、自分の中で管理栄養士としての使命を薄れさせないようにするため、こうした研修の場が大変貴重になります。