ホーム栄養士のための情報本会・支部・職域の活動紹介本会令和7年度第3回生涯教育研修会

令和7年度第3回生涯教育研修会

開催日・会場

令和7年11月22日(土)Web形式(ライブ配信・オンデマンド配信)

活動報告

講義1 【ライブ受講者 46人】

『脂質の量と質をどう考える?~食事摂取基準(2025年版)を踏まえて~』

講師 女子栄養大学栄養学部 教授 川端輝江 先生

脂質の食事摂取基準には、脂質の他、飽和脂肪酸、n-6・n-3系脂肪酸、トランス脂肪酸等、さまざまありとても複雑です。さらに、その基準値を遵守しにくいというのも特徴です。脂質の量と質をどのように捉え、栄養の指導等に生かすかについてとても詳しくご講義くださいました。

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講義2【ライブ受講者 29人】

『リハビリテーションにおける栄養管理~リハ栄養の実践とコツ~』

講師 恵寿総合病院 臨床栄養課 小蔵要司 先生

2020年度の診療報酬改定において、回復期リハビリテーション(リハ)病棟入院料1の施設基準で管理栄養士が1名以上配置されていることが要件化されました。これをきっかけに、管理栄養士の病棟配置が広がりを見せています。しかし、リハ栄養の実践方法は十分に浸透していません。リハ栄養の実践とコツについてわかりやすくご講義くださいました。

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【受講者の感想】

特定保健指導で脂質異常症の方とお話する機会が多くあります。油の種類や、揚げ物のお話がとても分かりやすかったので、指導に生かしたいです。また、トランス脂肪酸についても質問されることがあるため今後に生かしたいと思います。

・脂質は量ではなく質が大切であると学びました。脂肪酸の種類ごとの役割がわかり、新しい知識の習得につながりました。

・リハ栄養ケアプロセスについて理解できました。攻めの栄養療法、「栄養から見たリハ」と「リハから見た栄養」には、やはり多職種連携が欠かせないと再認識できました。