ホーム栄養士のための情報本会・支部・職域の活動紹介支部【佐久支部・上小支部】支部研修会

【佐久支部・上小支部】支部研修会

開催日・会場

令和6年11月16日(土)佐久市民交流センター

活動報告

【講演】フードバンク活動から見えた貧困問題

【講師】認定特定非営利活動法人フードバンク信州副理事 美谷島越子氏

【参加者】27名

貧困は遠い世間の話ではなく、長野県でも確実に増えている問題です。
日本の貧困は東日本大震災頃から徐々に始まり、新型コロナ禍でこれまで貧困層でなかった世帯の困窮化が顕著になり、コロナが終息した後の現在の物価高騰で困窮から抜けだせないでいます。
行政の支援には繋がりにくく数字には上がりにくいのが現在の貧困です。学校給食が唯一のバランスのとれた食事で、子供の7人に1人が貧困と言われています。
フードバンク信州で行っている長野県全域での子供応援プロジェクトの食料の配送も年々増えています。
講演の中で印象に残ったのは「貧乏」と「貧困」は違う、貧乏は単純なもので、貧困は様々な要因がからみ合って起こる複雑で簡単に解決できない状態である。これが現在の日本の貧困問題ということです。

つい先日まで飽食の時代で栄養管理をしていた私たちは、食の問題が大きく変化していることを勉強しました。頭を切り替えて、貧困によって起こる新たな栄養問題を考えていかなければならないと思いました。

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