開催日・会場
11月16日(土)13:30~15:00 諏訪市総合福祉センター「湯小路いきいき元気館」
活動報告
講演 「訪問リハの現場から栄養士に期待すること」
講師 鹿教湯病院三才山リハビリテーションセンター(鹿教湯病院三才山サテライト)
言語聴覚士 保科 悦士 先生
【参加者】32名
病院から在宅になって、患者さんがわくわくするような目標を見つけ、最大限に強みを生かして、できるだけ自分の力でできるようにするために、栄養士としてどんなことができるのかを具体的に教えていただきました。
摂食、嚥下のメカニズムのお話では、食べ物を食べる動作には、口や舌、筋肉だけでなく、視覚や味覚、嗅覚などの感覚分野や全身の筋肉も関係していること、むせだけでは誤嚥ではないことがわかりました。
ミキサー食しか無理な方でも、むせがある方には、広めの顎が上がらない器に変えてちびちび飲む。
お酒がどうしても飲みたい方にスプレーボトルを提案。
市販に売っている、水ようかんや綿菓子などの活用と、工夫の一端を紹介していただきました。
ミキサー食の方のために家族が、なるべくお金をかけず、手間もかけないで、本人の願いを叶えてあげるためにはどうしたらいいかを真剣に考えている先生の姿勢がすばらしいと感じました。
栄養士として、柔軟に患者さんに向き合い食べる幸せを最後まで援助できればと思います。