開催日・会場
11月29日(土)13:30~15:00 おかや総合福祉センター
活動報告
諏岡支部令7年度支部研修会を行いました。参加者は41名です。
講演 「栄養士等に求められるわかりやすい説明―認知心理学から考えるー」
講師 信州大学学術研究院教育学系教授 島田 英昭 先生
ワーキングメモリー(短期記憶)と長期記憶の原理から、わかりやすく伝えるための方法について、演習を交えて教えていただきました。
短期記憶の容量は4つ。そのため、沢山のことを同時に言っても理解できません。また、難しいと感じさせることを言っても理解できません。多くの情報を伝えたいときは、3つに大きく区切って、見出しを付けます。既有の知識に結び付けると、多くの情報を効率よく記憶できます。またAIと違って、人は杞憂の知識を使って適応しようとする賢いところがあります。効率よく情報を入力するための方法として、協調や錯覚、まとまりを活用することを、実例を挙げて教えていただきました。わかることと行動することは違います。自分で考えてもらう時間をうまくとって行動に結びつけていく学習が大切とのお話を心に留めて、今後の指導に生かしていきたいと思いました。


