開催日・会場
令和7年8月26日(火)午後1時30分から午後4時20分まで (Web開催)
活動報告
【内 容】
講演「乳幼児栄養指導のポイント」
講師 相模女子大学栄養科学部健康栄養学科 特任教授 堤 ちはる 先生
会員に対し堤先生への事前質問を募ったところ、多くの質問が寄せられ、先生がそれにこたえる形で進めてくださいました。BLW(イギリスで提唱された、赤ちゃんの主体性を重んじる離乳食の考え方)など子育て世代における最新の話題とその対応、オートミールを与えるときの注意点、牛乳拒否の保護者への対応、新奇性恐怖と食わず嫌いについて等、多岐にわたる内容に、1つ1つ丁寧にお答えいただきました。100名を超える出席があり、9割を超える皆さんから「とてもよかった」との感想が寄せられました。
【参加者の感想(一部)】
●日々の乳幼児健診で保護者の方にうまくお話できなかったこと等をわかりやすくご説明頂きました。栄養相談の場でそのまま使えるアドバイス方法を学べたので、さっそく明日から実践していきたいと思います。
●最新の話題や、お母さんたちの『今』に答えていただき、私たちもお母さんの悩みに対応できるのではないかと思いました。盛沢山の内容でしたがあっという間に時間が過ぎました。
●同じ職種の方からの質問への回答だったので、日々の乳幼児健診や母子関係の事業ですぐにでも活用できる内容ばかりでした。また体重増加不良のお子さんに対する支援の部分で、高エネルギー食の提案が私の知識にはなかったので勉強になりました。
●月齢に応じた指導、また、発達障害児に対するアプローチもあり、大変参考になりました。
●事前に集めた質問事項の回答をお話してくださったおかげで、より身近な内容として講義を聞くことができ、乳幼児栄養指導について理解が深まりました。事例別に細かく対応することも大切だが、生活リズムや親の子どもとの接し方など全体として捉えることも大切ということも学びました。
また、ご講演の後には、市町村事例発表として、
箕輪町 健康推進課 担当係長 三井 珠子さんと、
木曽町 保健福祉課 保健係長 中島 友美さんより、
町における健康増進・栄養改善事業のご発表をいただき、大変有意義な研修となりました。
さらに、
「日本栄養士会公衆衛生職域の目指す姿と行政栄養士の配置」について、矢崎公衆衛生事業部長から情報提供がありました。所属自治体の行政栄養士配置状況や体制に関する悩み、課題などを皆で考えていく必要があると感じました。